ぼくらのしんぱい
いま、
「民主主義の崩壊だ!」とか、
「監視社会の到来だ!」とか、
「人権の蹂躙だ!」とか、
言うけど、
ぼくらが本当に心配なのは、
ザツな人たち作った法律だから、
やっぱり使い方も
ザツになること。
天災
それは、月に一度必ずやって来る。
「うわあ、パソコンが重くなっただよ〜!」
「うわあ、◯クセルがしょっちゅう、フリーズするだよ〜!」
「うわあ、訳のわからないポップアップが増えただよ〜!」
「しかたねえだ・・・、諦めるしかねえだよ。」
村人たちを恐怖に陥れる、
それは・・・、
◯ィンドウズ・アップデート。
ラノベ世代
編集「君の小説は、アニメを見ているか漫画を読んでいるようだよ。」
作家「僕ら、それで育った世代ですから。」
編集「でも、このシーン。友達が死ぬシーンでずっと肩を抱いて泣いてるけど・・・。」
作家「よくドラマであるシーンですよね。」
編集「冷静に考えてご覧よ。君ならどうする?」
作家「え?まずは救急車を呼びます。」
編集「だろ?小説の読者は冷静なんだ。」
極悪チャイルド
母親「全くお前は、いい加減にしておくれ。もう何遍、学校の窓ガラスを割って親を呼び出したら気が済むのさ。」
息子「チェッ!ちょっとムカついたからさ、しょうがないだろ。」
母親「まだ、中学生なのに、本当に末恐ろしい。」
息子「なんだよ!昔は、皿投げようが、障子破ろうが、何にも言わなかったじゃねえか!」
母親「バカッ、それはお前が赤ちゃんの頃の話だろ!」
売り込み
ある冬の夜、彗星が地球をかすめた。
そして、彗星の尾が撒き散らした物質が、墓場の死体を目覚めさせた。
彼らは墓場から這い出し、人間の血肉を求めて街へと押し寄せた。
新人監督「どうです?僕の企画。」
プロデューサー「これ、昔の『ゾンビ』のリメークじゃないの?今更、受けないよ。」
新人監督「そんなことないですよ。すごいタイトルつけたんですから。きっとみんな見に来ますよ。」
プロデューサー「どんな?」
新人監督「その名も、
『進撃の故人』!」
プロデューサー「帰れ!」
新妻
「結婚おめでと。」
「ありがとな。」
「せやけど、新婚さんの気分はどう?」
「まあまあやな。」
「まあまあて、あんなシュッとした旦那さん、ちょー、ええやん。」
「ちゃうちゃう、あんなん、たいそうな土産もんみたいなもんや。パッケージ剥いたら、中は貧相なもんやで。」
露出度ランキング
もっとも、露出度の高い漫画ランキング。
「やっばり、永井豪先生ちゃうか?」
「ああ、ハレンチ学園とか、キューティーハニーとか、今だったらちょっと無理かもな。」
「いや、今ならもっと露出度の高い漫画あるで。」
「そんなの有るか?」
「やっばり『◯撃の巨人』がオールスッポンポンやろ。」
「・・・、ある意味な。」