スズメの逆襲
おじいさんの小さいツヅラを見て、欲を起こした意地悪ばあさんは、今度は大きいツヅラを貰って来ようとスズメのお宿に出掛けました。
ばあさん「まさか、お前、わたしが世話した恩を忘れてはいまいね。」
スズメ「もちろんです。おばあさん。あなたには、特別に多く宝物を用意しました。」
ばあさん「そうかい、そうかい。じゃ、早く渡しな。」
スズメ「ただ・・・。」
ばあさん「ただ?」
スズメ「お持ち帰りの入れ物が、デパートの紙袋しかありませんが、それでよろしいですか?」
ばあさん「そんなの、何でもいいよ。」
だがその後、破れた紙袋の中身を大量にぶちまけたばあさんは、その場を一歩も動けずに、ついに遭難したとさ。
めでたし、めでたし。