if・・・笠地蔵

【もし、おじいさんが次の年も傘を差し入れていたら】

「また、貰っちゃったね。」

「また、米や金を期待しとるんやろか？」

「いや、それはないでしょ。あくまで、お礼と言ってたし。」

「そや言うたかて、全く無視する訳にはいかんしなあ。」

「なら、今年も持って行くの？」

「せやけどな、ええ加減にしとかんと、へんな噂立つで。あそこの地蔵に傘をやると、米や金に化ける言うてな。」

「はあ〜っ」（一同）